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健康・栄養

2008.11.13
健康・栄養

プルーン、動脈硬化の軽減に有効

プルーン、動脈硬化の軽減に有効
果物による初の研究で、最新の発表
2008年10月28日 Health and Healthcare Wire News で配信

(カリフォルニア州サクラメント発)10月の電子版『ブリティッシュジャーナルオブニュートリション(The British Journal of Nutrition)-doi:10.1014/S0007114508995684』に、プルーンの摂取がアテローム性動脈硬化症の発症を遅らせることを示唆する動物実験の結果が発表されました。アテローム性動脈硬化症は炎症性疾患で、「動脈硬化」という名前でよく知られています。

動脈硬化は、心血管疾患や脳卒中につながるもので、米国の主要死因となっています。日本では、厚生労働省の「平成19年人口動態調査」によると、心疾患、脳血管疾患が日本人の死因の第2位(15.8%)と第3位(11.5%)になっており、これらの大多数は動脈硬化が原因で起こっています。また、これから冬を迎え、血圧が高くなるため、心疾患や脳血管疾患を起こす確率も高くなり注意が必要です。

血中コレステロールに対する野菜や果物の効果を調べた研究は多数にのぼりますが、アテローム性動脈硬化症の軽減に関する研究はほとんど行われていません。それどころか、今回の研究は、この種の疾患に対する果物(今回の試験ではプルーン)の効果を調べた最初の試験となりました。

「重大な炎症性疾患の発症を有意に抑制することが判明した点で、今回の試験は新しい局面を切り開くものとなります」と、ミネソタ大学食品科学栄養学科の栄養学教授で研究チームリーダーのダン・ギャラハー博士(Dan Gallaher, Ph.D,)は言います。さらに博士は、「プルーンをはじめとする果物の摂取が心疾患の予防になるという見解をさらに裏付けることにもなります」と言っています。

プルーンは、消化器系の健康効果がうたわれることが多いですが、今ではあらゆる食生活にも取り入れられる心臓の健康に役立つ食品であることが認められるようになってきました。これまでの研究で、プルーンによってヒトのLDLコレステロールが低下することや、プルーンに含まれる食物繊維のペクチンが動物においてコレステロールを低下させることが判明しています。そのままでも、また料理への用途が広いプルーンは、抗酸化スコアが高く、カリウム、マグネシウム、ホウ素などの多くの栄養素を含みます。このため、適正な血糖値の維持を助けるなどの多数の健康効果があるのです。

「プルーンには他にみられない健康効果があり、きわめて手頃でおいしく、忙しいライフスタイルにも取り入れやすいことから、私はプルーンを"スーパーフルーツ"と考えています」と『命を救う食品101(101 Foods That Could Save Your Life)』の著者デイブ・グロット(Dave Grotto, RD, LDN)(登録栄養士、公認栄養士)は言います。

今回の試験は、通常より短期間でアテローム性動脈硬化症を発症する系統のマウスを使って5ヶ月に渡って行われました。アテローム性動脈硬化症の病変領域を有意に抑制することが判明したプルーン粉末の量は、ヒトの食事で1日に10~12個のプルーンを摂取するのに相当しました。試験では、大動脈弓だけでなく動脈系全体の病変領域が抑制されることが明らかになりました。

なお、この試験は、カリフォルニア プルーン協会(CDPB)とミネソタ農業試験場が後援しました。

・ビジネスワイヤーにて発表された本リリースに関するサイト(英語版)
http://www.businesswire.com/portal/site/home/permalink/?ndmViewId=news_view&newsId=20081028006367&newsLang=en