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    カリフォルニアプルーン協会、堅実な栄養調査でプルーンと骨の健康に関する研究を推進

    美容健康

    リリース

    2022.02.16

    ー最近の報告要旨、積み重なったプルーンの証拠が有益な骨の健康状態との関連を示唆ー


    カリフォルニア州ローズビル(2022年2月16日)- カリフォルニアプルーン協会(CPB)は、20年にわたる証拠の蓄積によってプルーンと好ましい骨の状態との関連性における調査を牽引しています。同協会は、現在進められている臨床試験の概要をお伝えするとともに、このほど公表された、この卓越した広範な研究に基づく最適な骨健康におけるプルーンの潜在的な役割を支持する科学データについて発表いたします。

    カリフォルニアプルーン協会会長のドン・ズィー(Donn Zea)は、「骨の健康との注目すべき関連性が明らかになる中、プルーンがある特異な性質を持っていることが科学的に示されました」と述べています。「研究を進める度にさらに好奇心を刺激する興味深い事柄が見つかります。私たちの研究プログラムには探究すべき課題が尽きず、骨の健康に与えるプルーンのメリットについてどのような結果に至るか楽しみにしています。」

    最近の発表の要旨

    このほど『Advances in Nutrition(栄養学の発達)』誌に掲載された「閉経後の女性の骨健康の改善に向けた炎症経路の調節におけるプルーンの役割」と題するレビュー論文で、ペンシルベニア州立大学の研究者らは、プルーンの摂取、酸化的ストレス、炎症と好ましい骨健康への転帰の関係を考察し、前臨床試験と臨床試験の結果を要約しました。そこでは、閉経後の女性に見られるプルーンの骨保護の効果が、体内でプルーンが促す抗酸化物質や抗炎症作用に関連している可能性が報告されました。また執筆者らは、プルーンの骨に対する好ましい効果がプルーンの継続的な摂取から生じ得る腸内微生物叢の変化によって部分的に説明し得ることを示唆しました。

    さらに、USDA(米国農務省)の財政支援を受けて行われ、このほど『Nutrients(栄養)』誌に発表された「男性の骨の向上に関するプルーンの短期的な効果」と題する臨床試験では、フロリダ州立大学の調査員らが、何らかの骨量の減少が見られる50歳以上の男性35名について、毎日のプルーンの摂取が骨代謝にもたらす影響をテストしました。初期の結果では、オステオカルシンや骨代謝回転バイオマーカーが低下したほか、オステオプロテゲリン(OPG):ランクル(RANKL)比が上昇し、プルーンの摂取を毎日3ヶ月続けただけで骨の状態にプラスの効果が生じている可能性が示されました。これらの予備的な研究結果は、12~18ヶ月後に公表されるとみられる規模のより大きな研究の一部です。

    「比較的短い期間でも男性被験者たちの骨代謝回転がプルーンの摂取によって良い方向に変化し、研究者として期待を高めています。被験者たちがプルーンを丸一年間毎日食べ続けた後では、さらに望ましい結果が出るのではないでしょうか」と、研究主任を務めるフロリダ州立大学の加齢に関する先端的運動及び栄養研究センター(Center for Advancing Exercise and Nutrition Research on Aging)の教授兼ディレクターであるバーラム・アルジマンディ博士(Bahram Arjmandi、PhD、RDN)は述べています。

    進行中の研究

    最近公表されたこのデータに加え、高い評価を受けている研究機関による以下のような栄養研究が進められており、研究の総括や専門誌での発表に向けた作業が進められています。

    閉経後の女性における骨密度、骨形状、および骨強度に関するプルーンによる食事補給のランダム化比較試験
    主任研究員:メアリー・ジェーン・デ・ソウザ博士(Mary Jane De Souza、PhD)、ペンシルベニア州立大学
    200名を超える閉経後の女性による、骨破壊に対抗する非医薬的かつ植物由来の戦略としてプルーンが骨の状態に与える影響を調査するものでは過去最大の臨床試験です。

    閉経後の骨減少症の韓国女性の骨密度と骨代謝回転マーカーにおける12ヶ月間のプルーン摂取の効果
    主任研究員:ピーター・クリフトン博士(Peter Clifton、PhD)、南オーストラリア大学
    共同主任研究員:ヨナ・キム博士(Yoona Kim、PhD、RD)、慶尚大学、韓国
    この韓国での臨床試験は、閉経後の骨減少症の韓国女性について、プルーンの毎日の摂取による骨保護効果を米国外で初めて調査するものです。

    ホルモン避妊薬を使用中の若い女性の骨の健康に関するカリフォルニアプルーン摂取の影響
    主任研究員:シリン・フーシュマンド博士(Shirin Hooshmand、PhD、RD)、サンディエゴ州立大学
    この研究は、ホルモン避妊薬を服用している18~25歳の若い女性について、骨形成及び骨量減少の予防にプルーン摂取が与える影響を調査するものです。

    「若い年代での最適な骨形成であれ、成人してからの骨量の減少予防であれ、骨の形成と破壊を継続したサイクルで繰り返すヒトの骨格のダイナミックさを考えれば、骨の健康は年代を問わず決定的に重要なのです」と、カリフォルニアプルーン協会の栄養アドバイザーであるアンドレア・N・ジアンコリ氏(Andrea N. Giancoli、MPH、RD)は述べています。「消化管の健康、炎症、そして体内の酸化状況と密接に関連するこのサイクル内でのプルーンの役割について、さらに理解を深めたいと考えています。」

    プルーンのどの生物活性化合物が骨に良い影響を与えているのかはまだ定かではありませんが、骨の健康に関わるプルーンの前向きな話は、カリフォルニアプルーンに骨の状態に影響を及ぼすことが知られている数々のビタミンやミネラル、すなわちホウ素、カリウム、銅、ビタミンKが含まれていることと一部関係しているのかもしれません。また、プルーンは骨破壊を抑制して骨形成を促す可能性が研究で示されているフェノール化合物を豊富に含んでいます。骨及び消化管/骨軸のギャップを埋めることが新たな研究領域として浮上しています。

    将来に向けたビジョンの形成

    さまざまな年齢層や異なる人種を対象とした臨床試験を進めつつ、骨を焦点とする栄養研究を前進させて消化管/骨軸の関連を開拓すること、それがカリフォルニアプルーン協会のさらなる10年に向けて継続する研究の戦略的ビジョンの中核にあります。

    カリフォルニアプルーン協会の栄養研究プログラムの一貫性は、提携している名高い学術研究機関や、信頼のおける研究判断を保証する厳しいプロセスがこれを明確に示しています。

    メアリー・ジョー・フィーニー氏(Mary Jo Feeney 、MS、RDN、FADA、FAND)が率いる最高レベルの栄養研究アドバイザリーパネルが、このようなカリフォルニアプルーンに関する研究努力を導く助けとなっています。同パネルは、タフツ大学、クリーブランド・クリニック、ペンシルベニア州立大学、ミネソタ大学、そしてサンディエゴ州立大学を含む学術機関に所属する、豊富な経験を有する研究者や栄養学の専門家によって構成されています。この独立アドバイザリーパネルは、栄養研究プログラムにビジョンを提供するほかこれを監視し、カリフォルニアプルーンの栄養と健康メリットを探る各プロジェクトの科学的厳密性を保証しています。

    カリフォルニアプルーン協会は、栄養研究の科学的厳密性を厳重に認識しています。これ以前に公表された研究の詳細は、https://californiaprunes.org/healthy-living/benefits-of-prunes/additional-research/でご覧ください。

    参考文献
    Damani JJ, De Souza MJ, VanEvery HL, Strock NCA, Rogers CJ. The Role of Prunes in Modulating Inflammatory Pathways to Improve Bone Health in Postmenopausal Women. Adv Nutr. 2022 Jan 3:nmab162. Epub ahead of print.
    George KS, Munoz J, Ormsbee LT, Akhavan NS, Foley EM, Siebert SC, Kim JS, Hickner RC, Arjmandi BH. The Short-Term Effect of Prunes in Improving Bone in Men. Nutrients. 2022 Jan 10;14(2):276.

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